入院生活は苦しく辛いものだが、僕の場合はむしろ楽しく幸せな毎日だった。というのは、治療に当たってくれた4人のお医者さんのうち3人が女の先生で、しかも全員が美人ときたから堪らない。
主治医のA・S先生はアラフォーでハイヒールにフレアスカートというスタイル。白衣のポケットに手を入れて颯爽と病棟の廊下を歩き、まるでテレビドラマに出てくる美人医師みたいだ。
担当医のY・K先生は白いズボンにスニーカーを履いた、小柄でお侠な女の子で、年齢は30歳そこそこ。治療方針などの説明を早口で捲し立てる。
そして、毎日ガーゼを替えたり、カニューレの入れ替えをしてくれたのが、一番若いアラサーのY・N先生。金沢医科大学病院のホームページから勝手に画像を拝借して来たけど、見ての通り長い髪の可愛い女の子。黒いTシャツに白衣を羽織ったラフなスタイルで、この先生に治療をしてもらうと、痛いはずの治療でも痛くない。
こんな3人に診てもらっているから、辛い治療も楽しくなってしまう。もう一人男のS・K先生も毎日の治療に当たってくれるんだけど、朝夕の治療時間にS・K先生が病室に入って来ると、がっかりしてしまう始末だ。
執刀してくれたM教授とこの4人の先生の力で僕は命を救われたんだけど、特に3人の美人先生のお陰で楽しい入院生活をおくれました。本当にありがとうございました。(つづく)