【仏教用語解説】のコーナーでは、
様々な仏教用語を解説していきます。
第23回目は
「阿若憍陳如(あにゃ・きょうじんにょ)」
です。
「阿若憍陳如」は
お釈迦さまの最初の説法を聞いた
5人の弟子のうちの一人です。
そのとき一番よくお釈迦さまの教えを理解したので、
「アニャー!(よく理解した!)」と称賛されました。
ですので、本当の名前は
「憍陳如(きょうじんにょ)」の部分で、
「阿若(あにゃ)」は彼の特徴を表わす言葉なのです。
阿若憍陳如はお釈迦さまの最初の弟子のうちの一人として
修行していましたが、
のちに舎利弗と目連が弟子入りしてきたとき、
先輩の自分がいてはこの二人が気兼ねするだろうと、
林に一人隠棲してしまいました。
『法華経』の中には登場しているので、
お釈迦さまが『法華経』を説かれたときは
林から出てきていたのですね。
林の中で暮らしている間は、
象が食べ物を運んできてくれていたそうですよ。
それではまた(^^)/