寒行はじまる

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年中行事である寒行がはじまりました。
多聞寺では1月20日大寒より2月3日節分まで、午後6時から住職の水行、午後7時30分から檀信徒の皆様が集まり読誦行をおこなっています。
今年は、過去最強級の寒波の襲来により、22日には、めったに雪が降ることのないここ鴨川でも、雪が降り、身の引き締まる行でした。
寒行とは、一年で最も寒さ厳しい時期に行う修行であり、寒い時期に行うからこそ、寒行で得られる功徳は甚大なものです。
「寒水白粥凡骨まさにかれなんとす 理懺自悔聖胎おのずから生ず」
日蓮宗大荒行堂の柱にかかっているものです。
修行とは、まずは自分の心・行いを正し善業を積み、他者の安穏のを祈ることです。
「理懺自悔聖胎おのずから生ず」聖胎となるためには、「理懺」内面の懺悔であり、心の中にある欲といった煩悩を感じ懺悔し、仏様の力によって罪が消えることを知り、「自悔」水行・読経を修し、心身についた垢を洗い流すことにより、われわれの体は清く美しいものとなるのです。

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