文字サイズ
標準
拡大

あかふん君とまなび寺

成就山 妙福寺

【Jyojyusan Myofukuji】

299-2401 千葉県南房総市富浦町南無谷119

成就山 妙福寺 ホーム>寺ブログ>ゲド戦記に見る仏教。

寺ブログ

寺ブログ

記事公開日:

ゲド戦記に見る仏教。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

(農民は田畑を捨て、職人は業を忘れる。)

世界の均衡(バランス)が崩れつつある。
 
人々はせわしなく動きまわっているが目的は無く、
その目に映ってるものは、夢か、死か、どこか別の世界だった。
 
人間の頭が、変になっている。
 
災いの源を探る旅に出た大賢人ゲドは、
心に闇を持つ少年、エンラッドの王子アレンに出会う。
 
少年は、影に襲われていた。
影におびえるアレンの前に、顔にやけどの痕の残る
少女テルーが現れる。
 
命を大切にしない奴なんて大嫌いだ!!
 
この夏、人と竜はひとつになる。
 
スタジオジブリ「ゲド戦記」のボディコピーより
 
ここの所、立て続けにジブリ映画を見ている。
“千と千尋の神隠し”“となりのトトロ”etc。
色々著名な作品が多いスタジオジブリだが、最近どういう訳か大変評価の分かれる“ゲド戦記”に心ひかれた。
 
というのは、素人の私では映画的な評価は分からないが、仏教的な側面で見ていると、かなり本質を突いている気がするのだ。
 
魔法使いハイタカは、災いの原因を突き止める旅の途中で、エンラッドの王子アレンと出会う。父王を刺し、その父の持ち物であった魔法の剣を持って国を出たアレンは、実体の無い『影』に追われ、精神を病むようになっていた。世界を混乱させる力はアレンの頭の中にまで及んでいた。
 
誰でも本質的に備えている影、つまり『心の闇』だが、それを理性でコントロールしているのが日常だ。
しばしばコントロールが効かなくなり闇が表に出たり、また引っ込んだりと繰り返している。
 
王子アレンは世界の均衡が崩れ、その影響で自身の均衡も崩れてしまう。
バランスを崩したアレンは、本来一つである自分が自分と闇に乖離してしまった。
 
しかしこの事は、王子アレンにのみ起こった特別な話ではないと思う。
 
私達も程度の差はあれ、不安や怒り、悲しみを爆発させ、その感情に支配されてしまう事があるだろう。
お釈迦様はこの状態を、本来の自分と乖離した自分が出現し、その乖離した自分が暴走する為“苦しみ”が生まれると説いている。アレンで言えば闇の暴走だ。
 
仏教では、“闇を無くすのではなくて、暴走しないようにコントロールする。”というのが目的だ。
 
人間誰しも心の闇を持っている。これを無くそうとすると、そこにまた“苦”が生じる。
その自分の闇を知って、コントロールしてあげるのが大切である。
 
アレンのように『闇』とのバランスを崩しそうになったら、是非お寺を活用して欲しいと思う。

 

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

このページの先頭へ

日蓮宗公式スマートフォンアプリ 「合掌の証」

スタンプ機能付きナビゲーションアプリ

外国語 de 国際体験

海外でボランティア/布教活動を体験してみたい!

みのぶ山 観光情報サイト みのぶガール

みのぶ山 観光情報サイト みのぶガール

日蓮宗新聞社 ウェブショップはこちら

日蓮宗新聞社ウェブショップはこちら

日蓮聖人門下連合会 公式サイト

日蓮聖人門下連合会 公式サイト

Copyright (C) Nichiren Shu. All rights reserved.