第八回研修員ブログ「折り返し」

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こんにちは。研修員の横山友孝です。
9月に入って少しずつ暑さも和らぎ、エアコンを使用しなくても生活できる日が増えて参りました。
9月に入ったということは・・・そう!6月1日から始まった今年度の布教研修所も半分が過ぎ、「折り返し地点」、言うなれば後期を迎えた事になります。
入所した頃は、「布研が終わる頃には、教学もみっちり身に付いて、法話もすらすらと話せるようになっているんだろうなぁ」と思っていた私。
3ヶ月経った今、自身が思い描いていた通りに成長できているのか、自信を持って頷くことはできませんが、この3ヶ月間やってきた事は決して無駄ではないはず。
「慣れ」が「懈怠」へと変わらないように、いま一度初心を思い出して研修に臨みたいと思います。
 
■9月1日
加藤彰晃先生(千葉県徳蔵寺)より「葬儀を取り巻く諸事情」「葬儀の意味と葬儀の実際」についての御講義を賜りました。近年の葬儀事情や話題になりつつある自然葬、戒名の付け方等について学び、葬儀の在り方をじっくりと考え直す機会となりました。また、加藤先生が実際にお通夜で話されている法話をお聞き致しました。
 
■9月2日
月例金曜講話のため宗務院へ向かいました。今月は秋元梨妙研修員が「縁について」、藤原大宣研修員(2度目)が「本当のおもてなし」というタイトルで20分間ずつ法話をさせて頂きました。
私横山個人的には、青森の道路と比べて非常に複雑な首都高速道路の運転にも少しずつ慣れてきました。最近気が付いたことは、頭上に現れる緑色の看板には行き先が書いてある、ということです。
 
■9月4日
午前に江戸川区妙倉寺布教所様(山田恵大住職)、そして午後に品川区大経寺様(小越是誠住職)にて合計3名の研修員が法話実習をさせて頂きました。
妙倉寺布教所様は大変味のある造りの建物で、御堂を埋め尽くさんばかりの檀信徒が集まっていました。尼僧さんが開山されたお寺ということで、女性研修員の秋元梨妙師と小川良恵師が法話をさせて頂きました。
布教専修師会会長の山田恵祥上人と、今年度の布教研修所常任講師である山田恵大上人の魅力に惹き付けられてお話を聞きに来られる檀信徒は、みな目をキラキラと輝かせてお二人のお話に聞き入っていました。
大経寺様は、かつて南大井に存在した鈴ヶ森刑場の跡地であり、今月1日に御講義を賜った加藤彰晃先生が隔月で法話をしにいらっしゃっているお寺です。今年度布研随一の知性派・松井大宗師が30分間の法話をさせて頂いた後、昨年度の布研OB小越正淳上人、そして加藤先生の御法話を賜りました。
 
 
9月は所外研修も多く予定されております。折り返し地点を迎え心機一転、実りある研修となるよう、しっかりとした目的意識を持って一つひとつの研修に取り組んで参ります。
季節の変わり目となりますので、皆様も体調を崩されぬようご自愛ください。

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