台風

予期せぬ困難や試練があるのが人生

台風

暴風雨や土砂災害、交通機関の麻痺といった「災害」の側面ばかりが目につきます。

また、​​水の恵みをもたらし、海水を底深くからかき混ぜ、温まりすぎた海を冷やし、底に沈んだ栄養を循環させて海のいのちを救う恩恵でもあります。

この台風を、佛様の智慧をもって、人生に起きる試練(嵐)として捉えてみましょう。

​私たちは、都合の良いものを「善(恵み)」と呼び、不都合なものを「悪(災い)」と呼び、自分勝手なエゴで見ることが多々あります。

順風満帆で平穏な日々が長く続くと、自分のこだわりや執着、あるいは傲慢な心が、心の底に深く沈殿し、濁っていくものです。

台風のような​予期せぬ困難や逆境が訪れた時、心に吹き荒れる嵐は自身を激しい揺さぶり、不要なプライドや執着を、強制的に手放させられることがあります。

そして、嵐が通り過ぎた後には、本当に大切なものだけが残り、清々しい境地へと導かれることがあります。
​逆境という名の台風は、新たな気づきを得る尊い契機ともなるのです。

​嵐の最中には、ただ恐れ、耐えることしかできないかもしれません。
しかし、その嵐の向こうには、私を育てる「ご縁」があり、大いなる仏の慈悲を信じ、嵐をも我が身の栄養として受け止めていく。
それこそが、私たちが人生の苦難を乗り越えていく、本当の強さ(心の持ち方)ではないでしょうか。

​台風が地球の大掃除であり、水分補給であるように、私たちの人生に訪れる試練もまた、魂の大掃除であり、智慧の補給なのかもしれません。

​私たちは、目の前の嵐に一喜一憂することなく、その奥にある大いなる佛様の調和の慈悲と智慧に生かされている安心を感じながら、日々を一歩一歩、歩んでまいりましょう。

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