衣替え

柔和忍辱の衣

6月1日は「衣替え(ころもがえ)」の日です。

佛様が着ている衣について、法華経には「如来の衣とは、柔和忍辱の心是れなり」という心の衣が説かれています。

​柔和(にゅうわ)とは、素直で、優しく、しなやかな心です。
​忍辱(にんにく)とは、目の前の困難や、思い通りにならないことに怒らず、じっと耐えて乗り越える強さです。

​つまり、優しさと強さをあわせ持った、心の服を佛様は身にまとっているのです。

​愚痴が出たり腹が立ったり、イライラしたり、誰かを羨む心は、重くて暑苦しい冬服のようなもの、着込んでいると、汗をかいて疲れてしまったり、周りの人とぶつかって傷つけてしまいます。
​だからこそ、佛様の心の衣に着替えることが大事なのです。

​日蓮聖人は、どんなに激しい迫害や困難に遭っても、決して自暴自棄にならず、お題目を唱えながら、人々を救おうという「優しさと強さ」を持ち続けました。
まさに「柔和忍辱の衣」を常にピシッと着こなしていた方です。

​この時期、小さな衣替えを​意識してみませんか。
​言葉づかいの衣替えは、愚痴やトゲのある言葉を脱ぎ捨てて、「ありがとう」や「お疲れ様」という、相手の心をあたたかくする言葉を選んでみる。

​表情の衣替えは、暗い顔や仏頂面をしまって、ほんの少し口角を上げ、爽やかな笑顔を心がけてみる。

優しくて強い『柔和忍辱の衣』に着替えて、蒸し暑い毎日を清々しいものしていきたいですね。

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