~仏の心はたなごころ~
あけましておめでとうございます。
お正月に頂くお雑煮のお餅はとても美味しく幸せな気分になります。
さて「餅」と聞いてあることわざが浮かびます。
「棚からぼたもち」
これは「棚に置いてあったぼたもちが思いがけない時に自分の口に落ちてきてとても美味しい思いをした」
ということから
「思いがけない良いことに恵まれた」という意味でございます。
ですがここである疑問が浮かびます。
「誰が、いつ、何のために」この棚にぼたもちを置いてくれたんでしょうか?
私達の心の中にも色んな心があります。
喜びの心、怒りの心、哀しみの心、そしてなかなか気付きませんが仏さまの心もあるのです。
道や席を譲った時。人に笑顔で接した時。
そんな時は仏の心になっている時です。
お釈迦さまは私達の心の棚のどこかに仏の心を置いて下さいました。
ですが棚は沢山あるからどこに仏の心があるかなかなか気付きません。
その仏の心に気付くにはまずは掌を合わせることです。
本年も共に掌を合わせましょう。
【浄昇寺内 山川潮悦】