開催日:2019年09月29日
令和元年9月29日(日)、柏崎市番神堂において第12回日蓮宗新潟県西部管区檀信徒研修道場が開催された。参加者は管内檀信徒68名。
午前10時からの開会式では近藤玄省宗務所長より「日蓮聖人ご着岸の霊地、そして日蓮宗宗門史跡である番神堂で研修修行を通して信仰を深めていただきたい」との挨拶があった。
その後、秋山文孝番神堂主管より「日蓮聖人と番神堂」と題し、佐渡配流を赦された大聖人が無事に柏崎に上陸できたことを法華経守護の神々に感謝して八幡大菩薩を中心とした三十番神をお祀りされたと伝わる当堂の由来など、所蔵の寺宝を紹介しながらの法話があった。
引き続きの研修では合掌・礼拝・数珠の扱い方など普段は何気なく行っている仏事作法の正しい形を確認し、昼食後には秀逸な彫刻の堂宇や大聖人着岸の地など、案内を交えた境内の散策が行われた。
散策後の講義では「聖人ご一代記」を学び、来年の令和2年には大聖人が越後の地にお見えになられて750年の記念の年を迎えることをふまえ、聖人と新潟県の深い繋がりに想いを馳せた。
唱題行の後の閉場式では一人一人に修了証の授与があり、参加者全員が無事に一日の研修修行を円成した。