平成30年度西部青年会 寺子屋

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

八月六日(月)から八日(水)にかけて、総本山身延山に於いて「平成三十年度寺子屋 少年少女のための修養道場」が東京都西部青年会(池袋妙経寺 稲荷文映会長)主催、東京都西部宗務所(八王子最教寺 茂田井教洵所長)後援で開催された。

毎年中学生、小学生を対象におこなう修養道場。
今年は五歳から十四歳の計四十一名が参加し、「お寺で学ぶ、ありがとうのココロ」をテーマに身延山岸之坊(諏訪是昌住職)に於いて二泊三日にて行われた。

一日目は新宿成子常圓寺(及川玄一住職)に集合しバスにて身延山に向けて出発した。
身延山岸之坊に於いて開校式を行い、茂田井教洵所長より「この二泊三日は皆さんにとっては大きな修行となります。先生の話をよく聞き、家に戻った時にお父さんお母さんがどんなにありがたいかを少しでも実感して貰えるよう、一生懸命務めてください。」と、自身が沙弥校で体験されたことを交え挨拶をされた。

その後、身延山久遠寺にて御開帳、諸堂案内を受けた。
岸之坊に戻ってからは修養を主に行い、本堂での立ち、座りの際に伏拝、合掌時には数珠を綾にする等、短い期間でありながら子供たちはそれぞれ必死に取り組み、仏事作法の様々な所作を身につけていった。

二日目は朝勤、仏事作法に励んだ後、草野妙敬法尼(群馬県大法院住職)著書の「ロータス・カード」を使用して法華経の勉強をした。


その後ロープウェイにて思親閣に登り御開帳を受け、山頂で昼食をとりロープウェイにて下山。
下山後三門上層の十六羅漢像を拝観した。三門の上層は毎月十六日と八月七日のみ拝観可能となっている。
午後は修養、レクリエーションと続き、夜には花火を行うなど、勉強と遊びに充実した一日となった。

最終日は身延山久遠寺本山朝勤に参加、荘厳な法要に子供達も緊張の面持ちでお題目をお唱えした。朝食後門前町にて各々家族へのお土産を買い、富士サファリパークへ移動しサファリツアーを楽しんだ。

閉校式は新宿常圓寺にて行い、三日間練習を重ねたお経、所作を法要の中でしっかりと行い、厳しいながらも笑顔の絶えない二泊三日となった。 

皆充実した表情で保護者の元へと戻り無事寺子屋を終えた。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ