建長5年(1253)の春、高野山・比叡山など十有余年に渡る京畿遊学を終えて恩師道善坊がおられる清澄寺(現在の千葉県小湊)に日蓮大聖人は戻られました。
同年4月28日の朝、日蓮大聖人は清澄寺境内にある旭が森の山頂に立ち、太平洋の彼方より射し上る朝日に向かい『南無妙法蓮華経』とお題目をお唱えされました。 そして清澄寺の持仏堂にて、法華経こそがお釈迦様の本意が説かれた経典であり、「末法の衆生は法華経に帰依しなればならない」とお説きになられました。
日蓮宗では建長5年(1253)4月28日(日)は立教開宗の日と定めており、全国の日蓮宗寺院では「立教開宗会」の法要が営まれています。そして昨日は立教開宗762年のご聖日でありました。
日蓮宗神奈川県第三部青年会では毎年4月28日に各ご寺院の檀信徒さまと共に唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)を行っており、昨日は天候にも恵まれ、約40名で小田原市酒匂周辺の全行程2㌔を太鼓を叩き、日蓮大聖人へ報恩感謝(ほうおんかんしゃ)のお題目をお唱えしながら行脚を行いました。
行脚終了後は、小田原市酒匂 妙善寺さまを会場に営まれた立教開宗会(りっきょうかいしゅうえ)にも参列させていただき、午後5時解散となりました。
ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした。 合掌