法式声明勉強会@大久寺

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 こんばんは。副住職です。

 先日、大久寺にて法式声明勉強会がありました。「法式声明(ほっしきしょうみょう)」とは、日蓮宗で定められている所作・声明のことで、日蓮宗の法要はこれを基に執り行われます。声明とは、法要中に唱える歌のような仏教音楽です。声明はどのように唱えるのか、法要の順序次第はどのように組み立てるのか、一つ一つの所作はどのように振舞うのか、衣や袈裟はどのように身に付けるのか等々、色々な決め事があり、それを勉強するのです。

 今回は主に、私が2年前に終えた信行道場(日蓮宗僧侶になる為の最後の修行)に今年入られる方々を対象とした勉強会が開催されました。私も2年前この勉強会でお世話になり信行道場を迎えましたので、なんだか感慨深いものがあります。当時は不安だらけで、先輩方に言われるがままに必死に勉強していましたが、教える立場になるとまた違った気持ちで身が引き締まります。

 休憩中には、道場にはあれを持って行った方が良いとか、こういうことがあるから要注意など、身体的・精神的・物品的な話で盛り上がります。私も道場前はそのようにアドバイスしていただきましたので、次の方々に伝えることが先輩方への恩返しかなと思うところです。

 ちなみにこの法式声明を熟知・熟練しているのが、私が今目指しております「声明師」です。年に一度開かれる声明師養成講習所を2回終了し、試験に合格すれば声明師になれます。私は昨年一回修了しておりますが、来年度2回目に入る為に試験があります。まずは合格して2回生として入れるよう、気持ち新たに日々の精進を重ねていきたいと思います。

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