さわやかな季節になりました。
青い空を飛ぶ鳥、泳ぐ鯉のぼりもうれしそうです。
境内の緑は深さを増し、昆虫や動物たちの動きも活発になりました。
私達も元気に前進しましょう。
*写真「日蓮聖人の歴史絵図 其の3」 凡血(ぼんけつ)の笹
清澄寺での勉強が進むほどに多くの疑問が出てきた日蓮様は、智恵の神「虚空蔵菩薩」のお堂にこもり、断食の祈願修行をしました。21日目に菩薩様が夢枕に現れ、智恵の宝珠を授かりましたが、聖人は衰弱の為吐血をしてしまいました。日蓮様はこれを「自分の疑問(凡)が体内より出た」と、とらえました。お堂脇の池でそれをすすいだところ、近くの笹に染みのような模様ができました。以来清澄寺の笹は斑笹になったそうです。
*写真 鎌倉 辻説法跡(つじせっぽうあと)と隣地に建つ日蓮堂
清澄寺で修行、遊学を続けた日蓮様は32歳の時、初めて南無妙法蓮華経のお題目を唱え、日蓮宗を立ち上げました(立教開宗 建長5年4月28日)。すぐに当時の都鎌倉に出て、街角に立ち、説法を行い、大勢の人達の心を掴みました。