お会式並びに開堂記念法要

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 今季一番の寒気により当山でも雪が降りましたが、皆様のところではいかがでしょうか。去る11月16日、当山においてお会式並びに開堂記念法要を厳修致しました。お会式については前々回説明したとおり、日蓮聖人への報恩の誠を捧げる大切な行事であります。それに合わせて、11月16日は当山のお堂が開かれた日ということで、記念の法要を執り行ったわけであります。前の週の大掃除の時には、外掃除に加えて万灯に飾る花を新しく作っていただいたので、今回は華やかなお堂のなかで法要ができました。御手伝い頂いた方には、重ねて感謝申し上げます。
 今回は「お会式」という日蓮聖人への報恩感謝の行事でありましたが、この行事を通して「恩に報いる」ということを改めて考えていただければと思います。人はどんな環境においても、必ず誰かしらの人と関わりあいながら生きています。人から恩を受けたり、時には知らず知らずのうちに人を傷つけたりします。そういう中にあって、自分自身が生かされていることへの感謝を日々持ち続けていかなければならないのではないでしょうか。テレビのニュースでは悲惨な事件・事故等が毎日のように報道されますが、自分が生かされていることを知り、それに感謝し、報いることができる人が増えれば、日蓮聖人の目指す浄土に近づくのではないかと思います。
 まずは身近な人への感謝をすることが「知恩報恩」の第一歩だと思います。明日は11月22日、語呂合わせでは「いい夫婦の日」です。旦那さん、奥さんに日頃の感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。合掌(副住職)

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