暦の話 その一 ~干支(えと)~

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

今年(平成25年)の干支は何ですか?
と聞けば、皆さん “巳(み、へび)”と答えると思います。

でもこれだと半分だけの正解です。
干支は十“干”十二“支”の略称です。
十干と十二支を組み合わせたものが干支になります。
◯十干とは甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)
◯十二支とは子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)
動物に例えらる十二支のほうが馴染み深くなったんですね。
干支は甲子(きのえね)から始まって、年が変わるごとに十干と十二支が上記の順で変わります。
ですから、甲子の次は乙丑、以降、丙寅、丁卯…と変わっていき、全部で60通りの組み合わせになります。

60年経って再び同じ干支になることを“暦が還る”として“還暦”と呼びます。

平成25年は癸巳(みずのとみ)です。

歴史に出てくる、壬申の乱とか戊辰戦争の名称はそれぞれ壬申(みずのえさる)、戊辰(つちのえたつ)の年に起こったことが由来です。

高校野球でお馴染みの甲子園は甲子(きのえね)の年に出来たので甲子園と名付けられたのです。
次回も干支について書きます。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ