笑顔あふれる花まつり

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4月27日午前中の鬼子母神大祭に続き、午後からはお釈迦さまのご誕生を祝う「花まつり」を行いました。
当寺でも大昔行っていたようですが、ここ何十年も途絶えていました。
今年から檀信徒青年会の皆様にお手伝いいただきながら始めることにしました。取りあえず今年は小中学生の子どもたちに集まっていただきました。
当日は心配していた天気も良くなり、気持ちのいい快晴となりました。
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お釈迦さまが生まれたルンビニーの花園をイメージして花御堂(はなみどう)を飾りました。
中央の花御堂にはお釈迦さまのお生まれになって間もなく7歩足を進め、天と地を指さしながら「天上天下唯我独尊」と高らかに語ったという誕生仏を安置しています。
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まずはお釈迦さまの生涯を伝えるポップアップ絵本を青年会の皆様に読んでいただきました。
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絵本は3人一組で一人は朗読し、二人はポップアップ絵本をめくりました。情感が込もった朗読にBGMも流したことで雰囲気もでてなかなかの出来栄えでした。
子どもたちも興味津々、お釈迦さまの一代記をハイライトで理解することが出来ました。
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続いて法要を行いました。
みんなでお経を読み、途中前に出てもらい花御堂の水盤にはられた甘茶をお釈迦さまの誕生仏に注いでもらいました。
この甘茶は、お釈迦さまがご誕生されたときには甘い雨が降ったという伝説によるものです。
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さて、次はお楽しみの「投扇興(とうせんきょう)大会」です。
偶然、檀信徒の一人に投扇興が趣味の方がいてお願いしたところ快く引き受けて下さいました。
この方は後楽園での投扇興の集まりに参加されていて、その活動の様子はテレビなどで時々紹介されています。
内容は箱の上にのった蝶の形をした的を少し離れた場所から扇を使って狙うというもの。いたってシンプルですが、思うように扇が飛ばず、的に当てるのもなかなか難しいものです。
そしてただ当てるだけではなく、的と扇が落ちた位置によって点数が変わり、対戦型的当てゲームとして楽しめます。
最初は細かな指導を受けながら扇を投げ、途中からはトーナメント方式で対戦を行いました。
最初は慣れない様子の子どもたちでしたが、勝負が進むにつれやる方も見る方も大いに盛り上がり、とても楽しめました。
その後はおやつを食べ、記念写真を撮って解散しました。
2月、急にひらめいて檀信徒青年会の総会にて提案してみたのはいいのですが、実際当日までは試行錯誤の連続で、正直不安も大きかったです。
ところが、皆様の厚いご協力をいただき無事に行うことが出来ました。心より感謝申し上げます。
参加した子どもたちも普段馴染みの少ないお寺に来て、少しでもお釈迦さまについて知る事ができ、楽しい時間を過ごすことが出来たのではないでしょうか。子どもたちの笑顔あふれる様子にお釈迦さまもお喜びであったことでしょう。

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