御会式とは、日蓮聖人の御命日法要のことです。
聖人の御命日は旧暦10月13日ですが、
関西では1か月遅れで実施されることが多く、
また他のお寺のお上人をお呼びする都合で、
お寺によって少しずつ違う日程に実施しています。
聖人が亡くなった際、季節外れの桜が咲いたと言われることから、
紙製の桜をお配りします。
また、これからの時期に備え、聖人の頭に綿をかぶせるという習慣があります。
聖人はかつて刀で額を斬られたことがあり、
寒い時期になるとその傷が痛んだそうです。
聖人の苦痛を少しでも和らげるため、聖人の御像には綿をかぶせます。
綿によっては白と赤の二色のものがありますが、赤色は聖人の血を意味しています。
「基本お経集」、紙の桜、聖人の綿は、
ご希望であれば皆様のご自宅にお送りします。
ご連絡ください。
式の流れ(予定)
一、勧請
一、讃嘆
一、開経偈
一、方便品第二
一、如来壽量品第十六
一、如来神力品第二十一
一、観世音菩薩普門第二十五
一、陀羅尼品第二十六
一、普賢菩薩勧発品第二十八
一、欲令衆(訓読)
一、祖訓(報恩抄)
一、唱題
一、宝塔偈
一、回向
一、三唱
以上
※如来壽量品・如来神力品・観世音菩薩普門品は偈文のみ読みます
※陀羅尼品・勧発品は、陀羅尼咒のみを読みます