参拝者なしの法要!?・・・令和2年度春季彼岸法要@梅津本福寺

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いつもは大勢の参拝者で賑わうの春季彼岸法要ですが、今年は新型コロナウイルス対策として「参拝者が集う法要」の形を採らずに「自由参拝」という形で執り行いました。3月20日午前9時から当山住職と修徒の2名で施餓鬼法要を勤め、檀信徒は法要が終わった午前10時以降にそれぞれ都合の良い時刻に参拝することとなりました。好天に恵まれたこともあり、参拝後多くの方々が卒塔婆を受け取り、近隣にある当山墓地に御先祖様の墓参りに出かけられました。

お寺の年中行事としての法要で「参拝者なし」というのは当山にとっても初めてのことであり、アップした写真にあるように僧侶2名だけの法要というのは何とも頼りなげな雰囲気でありました。ところが、住職の発案で参拝者がいない分、いつもの法要よりお経を沢山読もうということになっていましたので、法要の中盤頃から妙法蓮華経要品(28品ある法華経の中から主要な品を集めた経本)のほぼ半分の量にあたる序品、方便品、欲令衆、提婆達多品、如来寿量品、如来神力品をかなり早いスピード(本拍子)で読みました。その結果、法要が終わった時には仏祖三宝や檀信徒各家の祖霊に十分な法味を言上することができたのではないかと思えるようになり、僧侶としてはそれなりに満足できる法要となりました。

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