お盆の法要の時と同じく前日から台風が接近し、参拝者の足が遠のくではと心配されましたが、今回もお盆と同じく大過なく9月23日午前11時から秋季彼岸法要を執り行うことができました。
そもそも秋の彼岸の頃は台風の発生が多い時期です。特に昨今は気象変動の影響なのか、台風や大雨の被害の様相を見ていると、この時期に菩提寺に安全かつ快適に参拝できるかどうかは甚だ不確実であることに気付かされます。裏返していうと、雨風に晒されることなく参拝できたら、得も言われぬ「微妙」な因縁のお蔭だと捉えることができるのではないでしょうか。
ところで、仏教では「微妙」は「ビミョウ」とは読まず、呉音で発音して「ミミョウ」といいます。両者は発音が違うだけで、意味は同じですが、最近、巷では(特に若者の間では)多分に否定的なニュアンスを含んだ言葉として「ビミョウ」が使われる場面があるそうです。両者には「微妙」なニュアンスの違いが生じているようです。