妙法蓮華経の持久走 三周目 観世音菩薩普門品第二十五

 無尽意菩薩がお釈迦さまに、観世音菩薩はなぜ「観世音」と名乗っているのかを質問します。
 観世音菩薩は、世界の人々が観世音菩薩の名を念じ一心に唱えれば、その音を観じて人々を救うことから「観世音」と名乗っているのです。
 観世音の名を唱える人は、火難、水難、鬼難などから逃れることができます。またむさぼり、いかり、おろかという、人を迷わせる三毒から離れることができます。
 また観世音菩薩は、相手に最適な姿に身を変えてが人を救います。佛さまの姿、毘沙門天の姿、王さまの姿、時には子供の姿など、三十三種類の姿になって人々を導き救います。
 無尽意菩薩は、観世音菩薩の徳をたたえ、観世音菩薩に瓔珞という装身具を捧げます。観世音菩薩は、その瓔珞を二つに分けて、お釈迦さまと多宝如来に捧げます。観世音菩薩は、お釈迦さまと多宝如来の導きがあればこそ、人々を救うのです。瓔珞を捧げるべきなのは観世音菩薩ではなく、お釈迦さまと多宝如来であることを示しています。

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