妙法蓮華経の持久走 三周目 妙音菩薩品第二十四

ここ数ヶ月は多忙につき、息絶え絶えになりながら持久走を続けます。
お付き合いください

 お釈迦さまが、眉間より光を出し、神通力で東方の世界を照らします。その照らされた世界の一つの国に浄華宿王智如来と、その弟子妙音菩薩がいらっしゃいました。妙音菩薩は国が照らされたことにより、娑婆世界に行き、お釈迦さまに礼拝供養することにしました。すると宿王智佛は妙音菩薩に、
「娑婆世界は私たちの国にくらべてデコボコで、汚れているように感じるであろう。またお釈迦さまやその弟子も、私たちにくらべて姿が小さいが、劣っていると思ってはならない」
と注意されます。
 娑婆世界に現れた妙音菩薩はお釈迦さまと多宝如来に礼拝し供養されます。すると多宝如来は妙音菩薩に、
「妙音菩薩よ、お釈迦さまに礼拝し、法華経を聞き、文殊菩薩たちに会うためによく来てくれた」
と讃えられます。
 お釈迦さまは妙音菩薩の功徳を説かれます。妙音菩薩は相手に応じ最適な姿となって、法を説き人々を救済します。あるいは帝釈天の姿に、王様や長者の姿や、時には女性や子供の姿になって法を説き救済します。娑婆世界においても、またその他の世界でもさまざまに姿を変えて法を説かれるのです。
 妙音菩薩の功徳を聞いた、文殊菩薩を始めとするお釈迦さまの弟子たちは、妙音菩薩と同じ功徳である、人に応じて法を説く力を得ました。

 時には悪い意味で「人によって態度を変える」と言ったりします。それは最適であるか否かが問題であると思います。悪い意味では「下には尊大で、上にはペコペコ」するといったところでしょうか。逆に「下には卑下し、上には反抗する」というのも最適ではないと思います。人に応じて最適に接する、当たり前ですが難しいですね。

一覧へ