四月は法務多忙のためお休みをいただきました。持久走を再開します。
地から涌き出た数え切れないほどの多くの菩薩である地涌の菩薩が、お釈迦さまが亡くなってからの法華経布教を誓います。するとお釈迦さまは、体から光を放つ、指を弾く音を世界に響かせるなどの神力を示し、法華経の正しさを現されます。
そしてお釈迦さまは、地涌の菩薩に法華経布教を託します。この法華経があるところ、園の中、林の中、木の下。もしは寺院であっても、一般の家であっても、お城の中、荒野であっても塔をたてて法華経を供養し修行しなさいと説かれます。なぜならば私たちがいる処は道場であり、たくさんの佛さまが悟り、法を説き、亡くなられた処と何ら変わりは無いのです。だからこそ他の地を望むこと無く、先送りにすること無く、修行を重ねることが重要なのです。
そして法華経を修行し弘める者は、お日さまお月さまに喩えられます。日月が暗闇を除き照らすように、世の中の苦しみ悲しみを除き、明るくなるように努力することが必要なのです。