妙法蓮華経の持久走 三周目 五百弟子受記品第八

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 諸事多忙につき、お休みを頂いておりました。月一回を目標に再開します。

 先の化城諭品では、お釈迦さまと弟子との過去からの関係を説かれました。お釈迦さまと弟子はこの世だけの関係ではなく、遠いか過去からの師弟関係であり、はるか未来までの師弟関係であると説かれたのです。
 この宿世の師弟関係を聞いた富楼那尊者は、心の中で大いに喜び、仏さまの徳を讃え一心にお釈迦さまを見つめました。
 するとお釈迦さまは、富楼那尊者の過去世、未来世を説かれます。富楼那尊者はお釈迦さまの十大弟子の中で説法第一と讃えられます。富楼那尊者は過去世において、多くの仏さまのもとで、説法第一とて法を説き、未来世においても同じく法を説かれます。そして修行を重ね法明如来という佛と成るであろうと、記を授けられます。
 そしてお釈迦さまはその場にいた千二百人の阿羅漢とあわせて五百人の阿羅漢にも佛に成れるという記を授けられます。この阿羅漢たちは現状に満足し佛には成れないと思っていました。阿羅漢たちの行いは、すでに菩薩に等しかったのですが、本人たちが満足し、求めていなかったのです。お釈迦さまに記を授けて頂いたことにより、大いに喜びました。

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