さて前章の授記品第六は「過去世から現在、未来世にわたるお釈迦さまと弟子たちのつながりを話そう」とお釈迦さまが述べられて終わりました。
化城諭品第七では、まずお釈迦さまの遠い昔の過去世について述べられます。
はるか遠い昔、大通智勝佛さまという仏さまがいらっしゃり法華経を説かれました。大通智勝佛さまには、十六人の王子がいて皆出家、修行し、人々に法華経を説かれました。
現在、十六人の王子はそれぞれ成佛し、法を説かれているのですが、その一人がお釈迦さまであると説かれます。過去に王子の法を聞いた人々は、王子が生まれ変わった所に同じく生まれ変わり、弟子となり師匠を助けます。今、お釈迦様の弟子となりともに修行し、人々を導く師弟はこの世だけの関係ではなく、遠いか過去からの師弟関係であり、はるか未来までの師弟関係である、とお釈迦さまは弟子たちとのつながりを説かれたのです。
諸事多忙につき更新が遅れています。
なんとかつづけてまいります。