妙法蓮華経の持久走 三周目 信解品第四

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諸事多忙につき、投稿が遅れました。申し訳ありません。

 舎利弗尊者がお釈迦さまに、成佛の保証をしてもらった見て、四人の大弟子の須菩提尊者、迦旃延尊者、摩訶迦葉尊者、摩訶目揵連尊者が、お釈迦さまの前に進み出ます。舎利弗尊者は智慧第一とも呼ばれ、一番の弟子でした。四人の大弟子は、舎利弗尊者には劣るものの、高弟に当たります。その四人の大弟子は、自分たちが理解したことをお釈迦さまに述べられます。
 私たちは、お釈迦さまのもとで長年修行してきました。近年、お釈迦さまは、文殊師利菩薩さまのように、修行するとともに人々を救済することを勧められました。しかしお釈迦さまや菩薩さまと比べ、私たちは無力であり同じようにできない、またこのままで良いと思っていました。今お釈迦さまと舎利弗尊者の説法を聞き、私たちもお釈迦さまと菩薩さまのようになれると理解しました。
 お釈迦さまのお説法は、最初に簡単なことから始まり、次第に難しくなっていきます。難しくなる途中で弟子たちは、長年の修行に疲れ、ここまでで良い、これ以上は無理だ、成佛できないと諦めていたのです。そんな弟子たちも成佛できるとお釈迦さまは説かれます。
 佛法は成佛のための法です。お釈迦さまは聞く者の能力、願いなどにしたがって、様々な法を説かれました。その様々な法も、行き着くところは一つであり、成佛のためなのです。

 人生は取捨選択の連続です。始めたり始めなかったり、続けたり止めたり。己が何をなし得、何をなさざるか、未来への想像も霧の中です。ただこの「法華経の持久走」は、休みを頂きつつも続けていきたいと思います。

 

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