2月28日(金)午後2時より、第22回「寺庭婦人のための仏教講座」を開講しました。今日の金沢は気温12℃、2月にはめずらしく春らしい穏やかな天気になりました。暖かくなってくると脳の働きが鈍くなり、忘れ物が多くなるもの。案の定、お忘れになられた方が多いのか、今日の出席は8名。欠席された方の中にはご自坊で寄り合いがあるのでという方もおいでになられましたが、それ奥さんがおられなくてもお上人と若上人がおいでになれば大丈夫ですよ、と言いたいほどです。何か言い訳を探して勉強をさぼられているいるようで、ちょっと情けなくなってしまいます。何が今一番大事なのか、お考えいただきたいと思います。なんか、最近愚痴が多くなりました。年齢のせいでしょうか。
さて、先月で13回続いた法華経の講義が終わりましたで、今月と来月2回で日蓮大聖人のご生涯について学びます。本日はお誕生から小松原法難までを学ばせていただきました。お寺の奥さんですから、当然大聖人のご生涯についてはよくご存じだと思って、話をすすめたのですが、どうもあまりよくご存じでないようです。講義にご出席になられている奥さんたちですらこうなら、初めから学ぶ気のない奥さんたちは?、と考えると恐くなってしまいます。お檀家さんに聞かれたら答えられるだけの知識は持っておいていただきたいものです。
大聖人が「我日本の柱とならむ、我日本の眼目とならむ、我日本の大船とならむ、等とちかいし願、やぶるべからず」との三大誓願を立てられたのが32歳の時。この責任感と気迫をずっと持ち続けられたご生涯。ただただ頭の下がる思いで、心に涙を浮かべながら講義させていただきました。大聖人がご入滅されたのが61歳。私はもう数え63歳。いったい何をしてたんでしょう。でも、今からでも遅くはないですよね。頑張りましょ。講義も残すところあと1回です。合掌