6月28日(金)午後2時より、第14回「寺庭婦人のための仏教講座」を開講しました。出席者は9名。これだけの人数ですと、なかなか活気が出ません。寺庭婦人は会員40名ほどおいでになるんですから、お年寄りやお仕事のある会員はいたしかたないとして、せめて半分くらい受講していただくと、管内も活気が出て来るんですがね。
なにしろ、宗務所長さんが先日の伝道企画会議のおりに、寺庭婦人会長の私の奥さんと、講師の私に対して、講座を開設していただいて感謝しております、と言っておられましたけど、その奥さんが受講されておられないんですから。本当に非協力的な管区ですよ。まあ、講師が悪いせいかも知れませんが。ついつち愚痴になってしまいました。
さて、今日は授学無学人記品第9で、阿難と羅睺羅の授記についてお話した後、法師品第10です。譬喩品の舎利弗の授記に始まる、声聞・縁覚に対する長い長い授記のお話が終わり、いよいよ迹門の流通分に入りました。「五種法師」や「衣座室の三軌」を中心にお話を進めましたが、心を打つ名句が多いですね。特に「薬王当に知るべし。是の人は、自ら清浄の業報を捨てて、我が滅度の後に於いて、衆生を憐れむが故に、悪世に生まれて、広く此の経を演ぶるなり」「我が滅度の後能く窃かに一人の為にも法華経の乃至一句を説かん。当に知るべし、是の人は則ち如来の使なり」は、いいですね。ついつい熱くなってしまいましたが、かくあるべし。私も寺庭婦人の方々も如来使なんですよね。ここで聞かれたことを、お檀家さんやご近所の方に必ずお話下さいと、お願いいたしました。