8月に入り
益々暑さが増してきたようです。
地方によっては7月盆、8月盆とあると思いますが、
皆さんもお墓参りや菩提寺の御上人に家に来ていただいて
棚行をしてもらうと思います。
お勤めをする際に、御題目と一緒に大聖人のこの御遺文も拝読していただくと
宜しいかと思います。
盂蘭盆御書
目連尊者が法華経を信じまいらせし大善は
我が身仏になるのみならず父母仏になり給う、
上七代、下七代・上無量生下無量生の父母達存外に
仏となり給う、乃至子息・夫妻・所従・檀那・無量の衆生・
三悪道をはなるるのみならず皆初住・妙覚の仏となりぬ、
故に法華経の第三に云く「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし
我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」云々
現代訳
目連尊者が法華経を信じ奉った大善は、我が身が仏に成るだけでなく、目連尊者の父母
もまた、仏に成るのであります。
そればかりか、上七代の祖先から下七代の子孫まで、更には、上無料生(数えきれない
ほど繰り返して生を受けること)・下無量生の父母等も、漏れなく仏に成るのであります。
それに加えて、代々の子息・夫妻・所従(家来)・檀那・無量の衆生等も、三悪道(地獄
・餓鬼・畜生)を離れることが出来るだけでなく、皆、初住(菩薩の不退の位)・妙覚
(五十二位の最高位→無上の仏の位)の仏と成ることが出来ます。
故に、法華経の第三巻の化城喩品第七には、「願わくは、この功徳を以って、普く、
一切の人に及ぼして、我等と衆生とが、皆、共に仏道を成ずることが出来るように。」
と、仰せになられています。