【見て学ぶ法華信仰】第2回「交通安全観音」

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【見て学ぶ法華信仰】では、
目に見える形に現れた
法華信仰を紹介します。

法華信仰とは、
「法華経」
「お題目」
「日蓮聖人」
に対する信仰のことをいいます。

さて、【見て学ぶ法華信仰】
第2回目は「交通安全観音」です。

正法寺の境内には
観音さまのお像が建っています。

     

しだれ桜の陰になっているので、
気付いていない方もいらっしゃるかもしれません。

観音さまのお経として有名な
「観音経(かんのんぎょう)」は、

法華経の第25章目にあたる
「観世音菩薩普門品
(かんぜおんぼさつふもんぼん)」
というお経が単独でひろまったものです。

こちらの観音様は、
交通安全を願って
造像(ぞうぞう)されました。

道路脇などにも
観音さまのお像が建てられているのを
よく見かけますよね。

しかし一体なぜ、
観音さまに交通安全の
ご利益があるのでしょうか?

実は、そもそも観音さまには
「馬の安全を守る」
というご利益があったのです。

自動車が普及する前、
人間の主な移動手段は
馬でした。

今よりも馬という動物が身近で、
人や物を運んでくれる存在として
生活にとけこんでいたのですね。

一説によると、
「馬頭(ばとう)観音」という名前の
観音さまがいて、
その名前から
馬の安全や健康にご利益があると
信じられたのではないかと
言われています。

やさしいお顔と
大きな手をした観音さま。
ぜひお参りしていってくださいね。

それではまた(^^)/

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前の話→第1回「万灯行列」

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