【お寺でわたしも考えた】第1回「質問」

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【お寺でわたしも考えた】では
日々何となく思ったことを
つらつら書いていきます。

第1回目は、「質問」です。

参道に落ちたイチョウの葉を
掃きながら、ふと思い出したんです。
 
先生に質問するということを
めったにしない学生でした。
 
覚えている限りで、
中学生のときに1回、
高校生のときに1回だけ。

中学生のときは、理科の先生に
こんな質問をしました。

「葉っぱが紅葉したら、葉緑素は
どこへいってしまうんですか?」

「面白い質問だねえ」といわれて、
うれしかったのを覚えています。
ところが結局答えを教えてもらったのかどうか
どうしても思い出せません。

ほめられて満足してしまったんですね。

高校生のときは、生物の先生に
こんな質問をしました。

「なめくじを水の中に落としたら、
パンパンにふくれて破裂してしまいますか?」

なめくじに塩をかけるとしぼんでしまうのは
浸透圧の作用のせいだと習ったとき、
じゃあ逆はどうなるんだろうと思ったんですね。

先生の答えは、

「うーん、やったことないからわからないけど、
そうならない仕組みになってるんじゃないかなあ」

でした。
 
いやいや、
そんなことが可能なら、塩をかけられても
死なないような仕組みにすることだって
できたはず。

納得できなかったわたしは帰宅すると裏庭へ行き……

いえ、この話はやめましょう。

とにかく32年も生きてきて
記憶に残っている質問が
2つだけとは、
情けないものです。

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