お盆の供養

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8月6日、9日は、戦没者の慰霊供養を行いました。
 
また、10日は、甲子(きのえね)で大黒天の縁日でした。
当山でも、日頃のご厚情に感謝し、大黒さんに法味を言上しました。
さて、リオオリンピックで少し寝不足が続いています。
凄まじい努力を続けて、この祭典に出場してされている方が殆どでしょう。
結果が伴わなくて気の毒と思うこともありますが、是非とも胸を張ってもらいたいものです。
この祭典では、ご自身の結果に満足された方が、周囲の方々に対する感謝の気持ちを述べられる場面をよく見受けられます。
四年間の必死な努力と、この感謝の気持ち。
これこそが、祭典の意義だと思い、清々しく感じます。
明日から始まる盂蘭盆は、ご自身の先祖供養と思われがちですが、本来の意味は、先祖や有縁の精霊を一生懸命供養するだけではなく、無縁の精霊にまで感謝する期間です。

いわば、周囲に対する感謝の法会です。
「願わくは、この功徳をもって、普く一切に及ぼし、我々といけとしいけるものが、皆、共に仏道を成ぜん」
この謙虚な気持ちが、人々の心を動かすのではないでしょうか。
 

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