仏像修復

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平成33年は、日蓮大聖人ご降誕800年となります。
各寺院でも、様々な慶讃事業が着々と進められておりますが、当寺でも、寺歴が530年の節目となり、建物部分修復・仏像修復・塀の新調を世話人さんと詰めております。
築40年の庫裡・鬼子母神堂の修復は、ほぼ終わり、これで雨漏りも一安心というところです。また、クマ蜂の被害に悩まされていた屋根の部分も落ち着きました。何よりも、この暑い中、作業をして下さった檀信徒中心の職人さんには感謝申し上げます。
これからは、仏像修復や塀の新調になるわけですが、先日、仏師さん・業者さんに、当山の仏像修復の見積もり依頼をお願いしました。嬉しい新発見も幾つかありました。
当山の仏像は310年以上前に納められた仏像ばかりで、それらは火事にあうこともなく、歴代住職や檀信徒さんのご先祖さまが、守られ護ってきたものです。しかし、今まで一度も修復しておりません。
複雑に造られている部分は接着剤となる「にかわ」が取れかけていました。にかわが取れている部分は解体して付け直し、剥がれている金箔や漆の部分修復はするが、その時代のまま(平成の仏像にはしない)で最低限の修復を行う予定です。
実際に修復してみると様々な問題に直面するかもしれませんが、仏像寿命といわれる300年は越えているので、心のこもった修復師さんにお任せします。
※写真は霊験あらたかな四天王と四菩薩

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