1月28日(土)、信行会を行いました。
1月は簡単な新年会を兼ねて行いましたので、午前中からお集まりいただき、いっしょにお経をお読みし、法話をお聞きいただき、その後、ささやかな食事会を開きました。
お経を読むということは、声を出すことです。恥ずかしさもあり、間違えたらどうしようといった気持ちがあって、初めはなかなか声が出せないものです。
けれども間違えても、大丈夫です。誰だって最初は、初心者です。そして、その初心を大切にしていただきたいのです。
能の世阿弥は「初心忘るべからず」と言いました。これには「未熟な自分を取っておけ」という意味もあるそうです。物事を始めた時の未熟な自分、その時の失敗したことや、上達した時の喜びも忘れてはならないということでしょう。