御廟法務所では、日蓮聖人の御魂(みたましい)が棲(す)みたもう棲神せい(しん)の霊場身延山祖廟の日蓮聖人の墓前に、毎日欠かすことなくお線香とお花をお供えし給仕に努めております。
祖廟尊前献香献花とは、皆様のまごころを日蓮聖人にお届けするために、献香献花料の浄納をもって、お線香とお花の用意をさせていただいております。
皆様のまごころをお線香と共に日蓮聖人の墓前にお供えし、功徳を積み仏になるためのご修行を実践するご参拝方法です。
皆様には祖廟の尊前にお線香とお花を献じて、日蓮聖人にまごころをささげ功徳をお積みくださいますようおすすめいたします。
浄納は2,000円からとなります。
浄納の場合は、皆様のまごころをお線香と共に日蓮聖人の墓前にお供えしてご参拝いただきます。
後ほど祖廟尊前に浄納をご奉告し浄納者の所願満足をご祈念いたし、該当の期間祖廟拝殿にご芳名を掲げて報恩感謝の誠を顕させていただきます。
献香献花ご芳名板
また、お返しに御廟法務所教箋、鷲峰の景色、お札をお渡ししております。
御廟法務所教箋 鷲峰の景色
簡単ですが献香・献花のご説明をさせていただきます。
献香とは
お線香は精進(しょうじん)行(ぎょう)を表します。精進するというのは努力することです。お線香を立て、お焼香をするのは、お香の芳香によって、お墓、お仏壇、そして、身心を清浄(しょうじょう)にし、供養(くよう)、法楽(ほうらく)をするためです。お線香は真っ直ぐです、そして一度火がつくと消えることなく最後まで燃え尽きます。私達はお線香から真実の道をたゆまず、努力実践することの大切さを教えられます。そして、仏の道を真っ直ぐに迷い無く進む心をつくるため、仏になるための修行に精進することを学びます。
献花とは
お花は忍辱(にんにく)行(ぎょう)を表します。忍辱とは苦難に耐え忍ぶことです。お花は見る人の心を安らげ、怒りを静める力があります。これによって私達はお花より苦痛に耐え忍ぶことを学ぶことができます。お墓、お仏壇にお花を供える時に、正面をお参りする私達に向けているのは、お花を見て忍辱行をするためです。きれいなお花を見て怒りや愚痴を言う人はいないと思います。きれいなお花をお墓、お仏壇にお供えし、怒らない、かっとしない心になりましょう。
祖廟尊前献香献花はこの2つの仏になるためのご修行を実践できます。
拝殿上段の香炉に、皆様のまごころをお線香と共にお供えし、心静かに祖廟塔に手をあわせ、悩みごとなどあれば日蓮聖人へお伝えしてみてはどうでしょうか。
悩みの雲の隙間から、仏の道を照らす一筋の光が差し込むかもしれません。