LINE法話「菩薩行」

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おはようございます。  
10月に入り、ようやく涼しくなってきましたね。
外出しやすく、お墓参りにも行きやすくなりました。

私は数年前に結婚し、6歳になる娘がいます。
私の祖母は元気に生活をしていますが、先日お墓を購入しました。
そのお墓を娘がよく掃除をしてくれるんです。
娘は「おばぁちゃんが喜んでくれるといいな」と、言いながら一生懸命に掃除をしてくれます。
私は父親として非常に嬉しく思いました。

そんな娘の姿は、まるで小さな菩薩様を見ているようでした。
 
菩薩様のようだと言いましたが、菩薩様とは、自分の悟りだけを求めるのではなく、他の人々の悟りを手助けする存在。「自分のためではなく、他の人のために生きる」そういう方を菩薩様と言います。

お釈迦さまのお言葉の中に、「我深く汝等を敬う。敢えて軽慢せず。所以はいかん、汝等皆菩薩の道を行じて、当に作仏することを得べし」とあります。

「私はあなた方を尊敬します。決して軽蔑いたしません。なぜなら、あなた方は菩薩道を修行して、必ず後に成仏するのですから」と言う意味です。

菩薩道とは、他者を救おうと願う「慈悲」により、常に他者と交わり、他者のために尽くすという「利他の実践」の事を言います。
この菩薩道を行うことを菩薩の行いと書いて「菩薩行」と言います。 

皆様は自分のためではなく他者のために行う、菩薩行を行っていますか?できていますか?

今、私達にできることは何なのでしょうか?

日蓮聖人のお言葉のなかに「目蓮尊者が法華経を信じまいらせし大善は、我が身仏になるのみならず、父母仏になり給う。上七代下七代、上無量生下無量生の父母等、存外に仏となり給う。」とあります。

このお言葉は、「法華経、南無妙法蓮華経のお題目を信じ信仰すれば、自分だけではなく、父、母、さらには自分の七代前のご先祖様、そして自分の子や孫、七代先の子孫までも仏様になることができる」と説かれています。

私たちのご先祖様や、今後生まれてくるであろう子孫にまでもこの法華経、お題目の功徳が届き、みんなが仏になることができるのです。

お題目、南無妙法蓮華経とお唱えすることが、私たちがまず身近にできる、菩薩行なのです。

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