「十人十色の研修所」

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6月1日より始まった第五十四回布教研修所も、いよいよ残り1日となりました。がら~んとした自習室で、研修終了前日にブログを書いているのは私、木名瀬陽広(きなせ ようこう)です。(^^)/
 
 研修所が開設されている実相閣の清掃&荷物整理もひと段落となり、いよいよ閉所式を 迎えるのみです。
 
研修所が始まった6月1日、異様に長く感じた初めの一週間、「こんな生活が半年も続くの!?」と研修員10名全員が思っていたのも今は昔、光陰矢の如く気付けば半年が経ちました。
 
この研修員のリレーブログを読んでみてもわかる通り、ここ布教研修所での半年間の研修生活では本当にたくさんの事を得る事が出来ます。
 
先日、あるお上人から研修員に対してこんな質問をいただきました。
 
「あなた達にとって、半年間の布教研修所で得たものは何ですか?」
 
質問に対して1人数分ずつ、思い思いに研修所で得てきたものを述べていきました。
 
講義を経て教学面をしっかり身に着ける事が出来た、という人…
唱題行・行脚や街や人との関わりを経て慈しみの心を知ることが出来た、という人…
半年間の共同生活で最高の仲間を見つけられた、という人…
そして…勉学に励みすぎて運動不足がたたり、
すっかりお腹が丸くなった、という人もいました…(T_T)
 
研修員10名が、十人十色、みんな異なる答えが返ってきました。
10人いれば、10人それぞれの布教研修所がある。
 
きっと布教研修所とは、そういう所なのだと思います。
 
・・・と、ブログで説明しても、なかなかイメージが掴みづらいと思いますので、私からは「半年間で得たもの」として所内整理をしていた際に撮った一枚の写真を載せようと思います。
 
バインダーが1冊
分厚いクリアファイルが3冊
ルーズリーフが2冊
 
これは半年間の研修で写した板書や講義資料、参拝寺院で頂いたパンフレットなどをすべて 詰め込んだものです。他にも各所からの御供養でかなりの量の本や冊子をいただきました。
 
改めてこの資料やノートをざっと眺めてみて、改めて沢山の事を学ばせていただいたなと実感する事が出来ました。まだ整理しきれていない部分も、もちろんたくさんあります。そこは、僧侶として人生を歩む中で課題にぶつかったとき、改めて振り返り整理していくことになると私は感じています。
 
再度になりますが、泣いても笑っても、布教研修所は明日で閉所を迎えます。
 
どんな表情で閉所式を迎えることになるのかなぁ・・・なんて考えながら半年間の研修を振り返り、どことなくしんみりした気持ちで11月29日の夜をすごす木名瀬陽広の最後のブログでした。

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