今月のおはなし 第30回

これを書いている時、外は雨が降っております。
 雨が降ると思い出すのが日蓮大聖人がお読みになられた和歌です。
「おのづから よこしまに降る 雨はあらじ 風こそ夜の まどをうつらめ」
 雨は普通上から下へと真っ直ぐに降るけれども、風が吹くと軒(のき)下の夜の窓を叩く。
人も本来素直な心を持って生まれているのだけれど、環境(縁)によって曲ってしまう者もいます。
 今は、闇バイトだ何だと様々な邪な風に晒されることが多い時代です。
だからこそ人として正しい生き方を知る事が大切です。
 法華経の教えは現代社会を生きる私たちに、多くの知恵を与えてくれております。
 お寺に行って色々なお話をお聞き下さい。
【妙教寺 久富法人】

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