みなさん、こんにちは。
神奈川県第一部日蓮宗青年会です。
毎年6月23日に行なっている沖縄戦戦没者供養の唱題行脚ですが、本年は昨年同様コロナ禍また沖縄県緊急事態宣言下の為、六浦山 上行寺様にて青年会員15名で沖縄戦戦没者慰霊施餓鬼法要を厳修いたしました。
第2次世界大戦末期、沖縄では凄惨な地上戦が行われ、昭和20年3月下旬から6月下旬までの僅か3ヶ月の間に、数多くの命が奪われました。
沖縄慰霊の日である6月23日は沖縄戦集結の日とされていますが、沖縄戦終結の後に戦争関連死を遂げてる方も多かったと言われています。
この行脚が始まる前身となりましたのが、その戦没者の方々の遺骨収集だったと聞いております。
遺骨収集がおおよそ終わった後、早期復興の為、土地が整備され道にコンクリートが敷かれました。
ですが全ての遺骨が集めきれたわけではなく、今でもコンクリートの下には遺骨が残っているという話も聞いております。
そこで遺骨収集から行脚供養へと変化していき、現在でも世代を超えて継続しています。
沖縄戦から76年の時が経ち、直接戦争を体験してはいない人々が多くを占めるようになりました。
さらには全国には6月23日が『慰霊の日』ということを知らない人の割合が75.5%という現状になって参りました。
少しでもこの先の未来に生まれてくる世代に、しっかりと語り継ぎ知っていってもらうためにまずは今を生きる私たちが先人たちの思いや経験を、しっかり受け止めていき伝えることが大切なのだろうと感じました。
合掌