沖縄戦没者慰霊供養並びに平和祈願

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こんにちは、神奈川県第一部日蓮宗青年会です。
本日、6月23日は「沖縄慰霊の日」です。
毎年、神奈川県第一部日蓮宗青年会はこの時期、沖縄戦戦没者供養の為、現地に赴き唱題行脚を行っておりますが、昨今の社会情勢や感染拡大防止の観点から今年は会員の各お寺でご供養を捧げることにいたしました。

第2次世界大戦末期、沖縄では凄惨な地上戦が行われ、昭和20年3月下旬から6月下旬までの僅か3ヶ月の間に、数多くの命が奪われました。
沖縄慰霊の日である6月23日は沖縄戦集結の日とされていますが、沖縄戦終結の後に戦争関連死を遂げてる方も多かったと言われています。

この沖縄慰霊行脚が始まる前身となりましたのが、横浜、川崎の先師の方が始めた戦没者の方々の遺骨収集だったそうです。
遺骨収集がおおよそ終わった後、早期復興の為、土地が整備され道にコンクリートが敷かれました。
しかし、全ての遺骨が集めきれたわけではなく、今でもコンクリートの下には遺骨が残っているという話も聞いております。
遺骨収集から行脚供養へと変化していき、現在でも世代を超えて、神奈川県第一部日蓮宗青年会を筆頭に全国から若手僧侶が集結し、被害の大きかった糸満ロータリーから平和祈念公園までの12kmの道のりを南無妙法蓮華経のお題目を唱えながら供養の誠を捧げる唱題行脚として継続しています。

今年は、現地に赴いての唱題行脚は叶いませんが、この沖縄慰霊の日に合わせて、神奈川県第一部日蓮宗青年会の各お寺にて「沖縄戦没者慰霊のご供養と平和祈願」を行いました。
今回アップいたしました写真は、青年会役員の各お寺でのご供養の様子です。












「人が人でなくなる戦争は二度と起こしてはいけない」
昨年、戦争を実際に体験された方からお聞きして一番心に刺さった言葉です。
戦争を起こすのも起こさないのも今を生きる人間次第。
当たり前だと感じがちな今の平和は、先人たちの苦悩があってこそのものなのです。
「沖縄慰霊の日」という今日。一人でも多くの皆様と共に手を合わせ、今の平和への感謝をし、そして私たち一人ひとりが未来の平和を考える一日にしていただければ幸いです。
合掌

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