法性寺では、お彼岸の期間中に二回、ご法要をしております。
一つは普通の彼岸会(ひがんえ)。
お彼岸中の「春分の日・秋分の日」は、昼と夜の時間が同じになることから、仏教の目指す「中道(ちゅうどう)」を実践しましょう、という期間です。
「何も要らない」という無気力と「もっともっと欲しい」という貪欲の中間
狂ったような喜びと抑えられないほどの怒りの中間
そういった「ちょうどいい所」を探すことが、お彼岸です。
二つ目はお談義会(おだんぎえ)。
故郷である千葉と幕府のあった鎌倉の間を往復するうち、その通り道の村々の方が、自然と信者さんになっていきました。
そういった信者さんが集まる機会にセミナーのようにご法話をすることを「お談義講(だんぎこう)」と呼びます。
その昔からの村・地域のお檀家さんを対象に現在年中行事としておこなっているのが、「お談義会」です。
ご先祖様のご供養と合わせて、日蓮聖人が当時書いていたお手紙を読んで、日蓮聖人からの「ご法話」としています。