寳光山 久成寺

ごあいさつ

　大正３年、後に当山開基となる服部富女が当時１９歳の娘を病から救わんがため、函館市の常住寺にて祈祷、その折の霊示に従い、大正４年に堂宇を建立、大正６年には下総中山、浅子周慶大仏師彫刻の宗祖日蓮大聖人像、等身大の鬼子母神像、妙光龍王神像を安置する。

　翌大正７年には、東京都足立区国土安穏寺４７世、令得院日清上人を大導師に盛大に開眼供養を執行。更に大正１０年、服部富女はそれまでの献身的な布教活動を認められ、大本山中山法華経寺１１８世日修大僧正より、妙得日解法尼の法号を賜る。

　大正１１年、日蓮宗堂野前教会の認可を得、昭和４１年、本堂・庫裡・位牌堂を新築し、寺号を公称。平成元年本堂・庫裡増改築、平成１０年新たに境内地３０００余坪を求め、駐車場・墓地を拡張す。平成２０年２６０坪の庫裡・位牌堂を新築する。

　年間行事の鬼子母神祭礼、大黒祭、御会式等には宗派を越え参拝者が集まる。境内地を利用し、檀信徒が集い、共に喜び、共に楽しむ場を提供したいと、夏祭り盆踊り等を行う。