日精寺について

ごあいさつ

日精寺は元禄4年(1691年)に創立されました。

古くは、日精寺というお寺の名称よりも「妙見堂(みょうけんどう)」の愛称で知られていたようです。

当山の妙見信仰は、寺伝によると江戸時代天保8年(1837年)、弘前の熱烈な法華信者である松屋新吉が、細川幽斎公の陣中守護神「北辰妙見」の尊像を寄進したことに始まります。

細川幽斎公は、足利義昭、その後、信長、秀吉、家康の三代に仕えた武将で、妙見さまは、細川氏一族の武運長久の守護神としてあがめられてきました。

爾来、当山の妙見さまは多くの庶民の信仰を得て、特に文久2年(1862年)第11代弘前藩主、順承(ゆきつぐ)公の参拝があって一層盛んになりました。

当山の妙見さまのお姿は、古来陣中に安置したためか、像高およそわずか三寸の小さなものです。七星を光背として、剣は天上を向き、ふたりの眷属を伴い、また白蛇と亀(玄武)を従えています。 妙見さまは、その「妙見」の文字から開運吉祥成就、又その象徴である「玄武」から五穀豊穣、福徳長寿の功徳を授くといわれています。

私たち人間の日々の生活、その移り変わる運命に、いつの間にか、迷い、煩悩、邪悪を招いたり、また自ら作り出している自分に気が付きます。夜空に輝く満天の星、その無数の星の中心にあって常に北に位置する不動の星、北極星、その星の神秘に、本仏の慈悲救済の姿を見いだしたところで何ら不思議ではありません。 宗祖日蓮大聖人もこの星の神秘にうたれ、佐渡流罪中、北辰を感得されたと言われています。

さて、日精寺は祈祷ならびに九識霊断法による悩みごと相談を受けているお寺です。 (法務の都合により住職不在の時もありますので、前もってご希望の日時をご予約下さい。)

大鰐の町を一望する本堂・妙見堂に端座し、御題目の祈りによって人生の指針をいただきましょう。

毎月2日午後1時 盛運祈願会
 ┗倶生霊神符(毎月のお守り)授与・交換の祈祷会

1月1日 午後1時 元日祝祷会
1月15日 初妙見講
 ※毎月15日の妙見講はお休みしています。

3月上旬 大黒尊天祭
3月春彼岸 施餓鬼供養会

7月下旬 鬼子母尊神・七面天女祭

8月盆 施餓鬼供養会

9月秋彼岸 施餓鬼供養会

11月下旬 御会式

12月下旬 妙見尊星祭祈祷会