青森県日蓮宗寺院
本立山 日精寺
【Horyuzan Nissyoji】
038-0211 青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐76
日精寺は元禄四年(1691年)に創立されましたが、古くはお寺の名称よりも「妙見堂」の愛称で知られていたようです。
当山の妙見信仰は、寺伝によると天保八年(1837年)弘前の熱烈な法華信者、松屋新吉が、細川幽斎公の陣中守護神、北辰妙見を寄進したことに始まります。細川幽斎公は、足利義昭、その後、信長、秀吉、家康の三代に仕えた武将で、妙見さまは、細川氏一族の武運長久の守護神としてあがめられてきました。
江戸時代以来、当山の妙見さまは多くの庶民の信仰を得ましたが、特に文久二年(1862年)第十一代弘前藩主、順承(ゆきつぐ)公の参拝があって一層盛んになりました。当山の妙見さまのお姿は、古来陣中に安置したためか、像高およそわずか三寸の小さなもので、七星を光背として、剣は天上を向き、ふたりの眷属を伴い、また白蛇と亀(玄武)を従えています。妙見さまは、その「妙見」の文字から開運吉祥成就、又その象徴である「玄武」から五穀豊穣、福徳長寿の功徳を授くといわれています。
私達人間の日々の生活、その移り変わる運命に、いつの間にか、迷い、煩悩、邪悪を招いたり、また自ら作り出している自分に気が付きます。夜空に輝く満天の星、その無数の星の中心にあって常に北に位置する不動の星、北極星、その星の神秘に、本仏の慈悲救済の姿を見いだしたところで何ら不思議ではありません。私達の宗祖、日蓮大聖人もこの星の神秘にうたれ、佐渡流罪中、北辰を感得されたと言われています。
毎月 1日 | 盛運祈願祭 |
毎月15日 | 妙見講 |
春 季 | 大黒尊天祭 |
夏 季 | 鬼子母尊神 七面天女祭 |
秋 季 | 御会式 |
冬 至 (3日間) |
妙見尊星祭祈祷会 |
寺院名称 | 本立山 日精寺(ほうりゅうざん にっしょうじ) |
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住所 | 038-0211 青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐76 |
電話番号 | 0172-48-3318 |