除厄節分会

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 2月3日、当山において毎年恒例の除厄節分会を執り行いました。当日は朝から気温が低く、本堂にありったけのストーブを出さなければならないほどでしたが、天候には恵まれ、とても穏やかな日となりました。そのおかげもあり、また土曜日ということもあり、例年よりもたくさんの方々にご参拝いただけたようでした。豆まきの時には、多くの子供が豆を拾う姿も見られました。昨年以上に盛大な豆まきができ、豆をご奉納して下さった方々、会社の方々にはこの場を借りて改めて御礼を申し上げます。誠に有難う御座いました。
 さて、節分というと2月3日が一般的ですが、正式には立春・立夏・立秋・立冬など節季の前日を「節分」とよぶそうです。よく季節の変わり目には邪鬼が入ってきやすいということがあります。その邪鬼を追い払うための御祈祷であり、豆まきであります。また人の一生にも同じように節があり、それが良いときもあれば、厄年のように悪いときもあるのだと思います。どんな人にも良いとき・悪いとき・楽しいこと・苦しいことはありますが、困難があるからこそ、幸せを感じ得ることもできるのではないでしょうか。
 お題目にはマイナスをプラスに変える力、厄を転じて幸いへと導く力があります。お題目を力強く唱えて、この厳しい冬を乗り越えていきましょう。冬は必ず春となります。

「三十三の厄は転じて三十三の幸いとならせ給ふべし」(『四条金吾殿女房御返事』より)    合掌(副住職)

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