安産・子育ての守護神
本堂右脇にお祀りされている神様です。
鬼子母神「きしもじん」とお読みし、安産と子育ての神様として信仰されています。
鬼神王般闍迦(はんじゃか)の妻で一万の鬼子(五百子、一千子の説もある)の母であることが、鬼子母という名の由来になっています。
元々は、大勢の我が子を育てるため他人の子供をさらって食べていました。
子をさらわれた村の人々から相談を受けたお釈迦さまは、鬼子母神の末子を隠しました。
我が子を失う悲しみを知った鬼子母神は、お釈迦さまに導かれ改心し、以後は仏弟子となって子授けや安産、子育てなどの御利益をもたらす善神となりました。
鬼子母神さまと共に描かれるザクロは、実が多いことから多産を意味し、鬼子母神を象徴するものとなっています。
◎日蓮宗では古来お子様の発育順調、心と身体の健全を祈り、子供を15歳の満願まで鬼子母神さまにお預けする習わしがあります。
釈迦院の鬼子母神さまの御宝前に祈願札を安置し、一年間お子様の発育・健康を鬼子母神さまにご祈念申し上げます。