日蓮宗岡山県宗務所・宗務所長と伝道担当事務局スタッフの皆様が自作された、まさに渾身の「纏(まとい)」です。
当寺本堂にも1基飾らせていただきました!
「本堂になぜ纏(まとい)が!?」不思議に思われるかたも多いでしょうね。
東京の大本山池上本門寺では日蓮聖人への報恩お会式のお逮夜には100を超える万灯講中が練り歩きます。各講中が鉦や笛、太鼓の軽快なお囃子リズムで練り歩き、約30万人という人出で賑わいます。その万灯行列の先頭をいくのが纏です。各講中が纏を振り勇壮さを競い合います。
その昔、江戸の町火消しがお会式の万灯講中に加わったことにより始まりました。今では池上のお会式には切っても切れないシンボル的存在で江戸の熱い法華信仰を今に伝えています。
岡山宗務所では数年前からこの万灯講中を結成し、県内お会式行事にお参りされています。
また万灯講結成を契機に纏作りも始められました。
当寺では実際振ることは今のところありませんがお会式の歴史にふれ、その意義を考える機会になればと思います。