本福寺ブログの第1回目として、当山の縁起、所属僧侶、布教活動の概要を紹介します。
<縁起>
大本山本圀寺16世であった究竟院日禛上人が嵯峨小倉山に隠棲後、慶長6年(1601年)に小倉山近くの梅津の地に本福寺を建立されました。以降400年にわたり法燈が受け継がれ、現住職で41代目となります。
日禛上人は永禄4年(1561年)摂関家の藤原家につながる広橋家にお生まれになり、若くして仏門に帰依されて、天正八年(1580年)19歳の若さで本圀寺の第16代貫首となられました。当時は織田信長から豊臣秀吉の治世下であり、法華宗(現在の日蓮宗)にとっては迫害弾圧の時代でありました。その時代、法華宗の総触頭(そうふれがしら:代表)として宗門の護持・布教に力を注がれました。人徳高くして帰依する者も多く、よく知られたところでは戦国武将の加藤清正、豪商・実業家の角倉了以が帰依しています。文禄5年(1596年)、34歳の時、本圀寺貫首を辞され、嵯峨の小倉山に隠棲されました。隠棲後も近在の教化を進められて、交通の要衝であった梅津の地に本福寺を建立されました。山号は妙光山です。日禛上人の徳を慕った梅津村の村民一同は進んで改宗し、その折、上人は村中改宗曼荼羅を書かれています。この曼荼羅は寺宝として今に伝わっています(写真)。
<当山所属の僧侶>
現在、本福寺では主に以下2名の僧侶が布教活動を展開しています。
住職・鳥居恵祥は修法師(しゅほっし)と呼ばれる日蓮宗独自の祈祷法を習得した正統派僧侶です。修徒・吉川恵門は平成28年に信行道場という日蓮宗僧侶になる修行を終えたばかりの新米僧侶ですが、在家出身で元は農業技術の研究者という変わり種です。両名とも日蓮宗僧侶としての務めを果たすのはもちろんですが、社会活動にも積極的に取り組むことをモットーにしています(下記)。
1.住職 鳥居恵祥
(1)日蓮宗宗門内活動・役職
・京都府第一部宗務所協議委員
・京都府第一部修法師会事務局
(2)社会活動・役職
・京都市右京保護区保護司
・特定非営利活動法人持続的農業発展に資する農業微生物利用技術の教育研究および普及協議会理事
2.修徒 吉川恵門
(1)日蓮宗宗門内活動・役職
・特になし
(2)社会活動・役職
・農学博士
・特定非営利活動法人持続的農業発展に資する農業微生物利用技術の教育研究および普及協議会副理事長
<現在の布教活動>
当山のキャッチフレーズは「実感!あなたと仏様、時空を越えてつながる」です。仏様・ご先祖様との関係性を実感できる祈りの場としての寺の役割を一層充実させるとともに、現代に生きる私達と私達を取り巻く環境との関係はどうあるべきかを探求する取り組みを行います。これにより、子供達の世代に法華経信仰の心を伝えて行きたいと考えています。
具体的な取り組みについては、「イベント・活動」欄に随時アップしますので、ご期待ください。
また、facebookも開設していますのでご覧ください(facebookアカウント:日蓮宗 梅津 本福寺)。
さらに、日常的に仏事をはじめとした各種相談も随時承っています。お気軽にご連絡ください。
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TEL&FAX 075-861-1226
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