5月5日、大漸寺にて雅楽ミニコンサートを開催しました。
観光客で賑わう五重の塔から道楽をし、興味のもった外国人観光客の方がそのまま本堂にたくさん聞きに来てくれました。
雅楽というと神社のイメージがありますが、仏教発祥の地であるインドから、仏教音楽として仏教とともに中国、朝鮮半島を経て日本に伝わりました。お経の中では、「諸天天鼓を撃(う)って 常にもろものの伎楽(ぎがく)を作(な)し 曼陀羅華を雨(ふ)らして 仏および大衆に散(さん)ず」というように、「伎楽(ぎがく)」という言葉を用いて、天人が仏様の世界を荘厳し、音楽の供養をする場面が描かれています。
今回は、龍笛(りゅうてき)、篳篥(ひちりき)、鳳笙(ほうしょう)の三管の管楽器を用いて合奏しました。喧騒を離れた静かな本堂に響く和の音色に、心安らぐひと時を過ごして頂けたと思います。
大漸寺雅楽ミニコンサート