当山の毎月の写経会は初級・中級・上級コースと分かれており、
このページでは初級で書き写している文言について説明しています。
中級・上級の内容はこちら
→【よくわかる!妙法蓮華経】
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(1)日々是好日(にちにちこれこうじつ)
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禅語の中ではよく知られた言葉の一つで、
耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
今日という一日は二度と来ないかけがえのない一時です。
良きにつけ悪きにつけ、その日その日を一生懸命に生きることが
「好日=好い日」へとつながります。
すべての一日が好い日となるよう、励んで参りましょう。
(2)和顔愛語(わげんあいご)
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「穏やかな表情と優しい言葉づかい」を指します。
仏教では人になにかを「施す(ほどこす)」ことが大切な修行ですが、
この2つは誰でも行える一番かんたんな施しとされています。
誰もが互いに穏やかさと優しさを向け合えるよう、
まずは自分から、和顔愛語を行ってみてください。
[関連…無財の七施]
(3)慈悲喜捨(じひきしゃ)
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仏教が最も大切にする4つの心構えで、
「誰かのために何かをしてあげたい」という利他の心を表しています。
慈(いつくしみ)
「誰かに楽しみや幸せを与えてあげたい」という温かな心。
悲(あわれみ)
「誰かの苦しみや痛みを取り除いてあげたい」という優しい心。
喜(よろこび)
「誰かの幸せや目の前の現実を分かち合いたい」という祈りの心。
捨(てばなす)
「短絡的な判断を捨て、適切な距離を保つ」という静かさの心。
[関連…四無量心、利他]
(4)抜苦与楽(ばっくよらく)
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上に書いた「慈悲」をより端的に表した言葉です。
「苦しみを抜き去ってあげたい」
「楽しみを与えてあげたい」
という気持ちは私たちが仏の境地に近づくためにもっとも大切な心です。
いつもどこでも、慈悲の気持ちを忘れないように努めましょう。
[関連…菩薩]
(5)和敬清寂(わけいせいじゃく)
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茶道の心得を示す大切な言葉です。
大陸から日本に伝わった仏教と茶は、
茶道という総合芸術の世界で融和しました。
和…お互いに心を開いて仲良くし、
敬…お互いに敬まいあい、
清…身も心も清らかさを保ち、
寂…静けさ=どんなときにも動じない心を保つ
穏やかで清らかな心こそ、仏の境地です。
お茶で一服、心のやすらぎに大切な時間です。
(6)少欲知足(しょうよくちそく)
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「欲すくなくして、足るを知る」
私たちのもつ欲望は決してゼロにすることができませんが、
自分が何を求めていて、
どのぐらい必要なのか、
を判断することはできます。
「もっともっと」という欲望の炎は時に前向きな情熱さを生み出しますが、
その炎に包まれてしまった時、私たちは欲望に支配され理性を失ってしまいます。
自らを知り、自らをコントロールする、
自律的な心を養っていきたいものです。
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