静岡県伊東市
Butsugenji
Ito, Shizuoka
日蓮大聖人伊豆法難ゆかりの霊跡本山。配流先の伊東における大聖人の謫居の毘沙門堂跡に建立。このお堂は伊東祐光が聖人のため鬼門除けを名目に邸外に建てたもの。
山門が徳川末期の建造。祖師堂、毘沙門堂等は昭和26年宗祖ご生誕750年記念の建立になるもの。
大聖人が伊東へ流された弘長元年(1261年)の6月、海底に昼夜の別なく光が輝いていた。縄を海中へおろすと金色の釈迦立像がかかった。時に当地の地頭が熱病におそわれ
大聖人に救いを求めた。すると病はたちまちに癒え、地頭は法華経を信仰し大聖人に帰依し海中からあがった釈迦立像を捧げた。大聖人はこれを生涯随身仏として信仰することとなる。
【天狗の詫び証文】寺宝
万治元年(1658年)の頃、天城の柏峠に天狗が現れ往来する旅人を悩ましていた。当時佛現寺の住職であった日安和尚は豪傑の聞こえが高い人であったが、天狗を懲らしめようと柏峠に赴き、折よく現れた天狗の隙をうかがい、三尺に余る鼻を双手でムンズとつかみ、一声ヤッと捻れば天狗はたまりかね老松の梢に舞い上がり、一陣の風と共に投げ落としてきたのが一軸の巻物であった。それ以来、天狗も姿をくらましたので、恐らく詫状であろうということになり今日まで寺の什宝として保管されている。
長さ一丈余、文字数凡そ2900字ほど記されていたがその文字は未だ解明されていない。
〒414-0025 静岡県伊東市物見が丘2-30
JR伊東駅よりバスにて10分 大原町または伊東市役所下車 徒歩2分
JR伊東駅よりタクシーにて5分
正式名称 | 海光山 佛現寺(ぶつげんじ) |
---|---|
住所 | 〒414-0025 静岡県伊東市物見が丘2-30 |
駐車場 | 有・20台 |
電話番号 | 0557-37-2177 |